栗の里のサービス
第10回かながわ子ども・子育て支援大賞奨励賞受賞
レストランができること
「子が自ら学ぶ場所、親が子に教える場所」を作るために、私たちに何ができるだろうか。50年の歴史あるレストランが教育のためにできること。それは、私たちの持つ「旧き良きもの」を、「見て・聴いて・触れて・嗅いで・味わう」、五感で楽しみながら、子供たちの、親達の心身の健康を育てる場にすることだと考えました。
見て楽しもう
100種700株のバラが定植される観光オープンガーデン内で、主に「オールドローズ」と呼ばれる、品種改良が進む以前の原種バラを含む昔ながらの古き良きバラを鑑賞していただいております。親、子、孫へと3世代家族へ発信しており、ペット入場も可能ですので、ご家族揃って緑花に親しんでいただくことができます。
じっくり観賞しよう
レトロな展示物を3世代家族へ提供しています。祖父母世代、さらに古い世代のものなど、身近な昭和の農具や乗り物から、高貴な方々に愛されたアンティーク品まで、幅広い芸術作品を鑑賞していただけます。
【食物の歴史】千歯こき・足踏み脱穀機など
【乗り物の歴史】オート三輪(ダイハツ:ミゼットほか)
【音楽の歴史】アンティークオルゴール・シンキングバードなど
聴いてみよう
50年前のオープン当初から、店舗内外観をドイツの山小屋風にしていたこともあり、ドイツ製(約60年前)&オランダ製(約50年前)の手廻しオルゴールを所有し、店内外で定時演奏会を実施しています。
それぞれ、ガーデン入口で多く演奏され、お客様をもてなしていた記録があるそうです。作られた当初の情景を再現して、栗の里でもお庭での演奏会を楽しんでいただいております。
土と触れてみよう
キッズガーデンと題し、子ども達の学習の場を提供しています。品種改良前のオールドローズを中心に、古き良きバラと、バラを作り続けて来た園芸家の歴史と苦労を知る機会を創出しています。丹誠込めて虫をとり、枝を切り、雑草を抜いて水やりをした株が、大きな大きな花を咲かせてくれた喜びをお子様にも味わっていただきたいと思います。
嗅いでみよう
栗の里のローズガーデンでは、柵などの設置をなくし、お子様にも自由にレトロなバラの香りを楽しんでいただける環境を創出しています。香りが強いバラ、弱いバラ、それぞれの香りの違いを楽しんでいただければと思います。
全く香らないが姿が美しいバラ、地味で目立たないけれど溢れんばかりの芳香を放つバラ。ひとつひとつ個性があるバラを集めています。
味わってみよう
200年以上続く米農家として、「美味しいお米をたらふく食べてもらいたい」という当時からの理念を根底に、昼も夜も楽しめる、飲食スペースの開放や食育イベントを開催しています。
全身で感じよう
天日干しをした玄米は、燃料干しをしたものより栄養価が高いと言われ、ひび割れが少なく、ふっくらと仕上がるのが特徴です。
燃料干しは、現在主流の手法で、余剰水分の乾燥時間の短縮が可能な反面、一気に高温に乾燥されるのでひび割れの原因に繋がりやすく、米粒に負担がかかりやすくなります。
天日干しは、20~30年前主流の手法で、ゆっくり日光で乾燥させるため、稲藁の養分も吸収でき、ひび割れが少なく、水分保有率も安定させることができます。その反面、手間がかかるので、現在は、その手法を選定する農家が少なくなってきています。
栗の里では、こうした昔ながらの製法を守り、消費者である皆様に実際に田んぼに参加していただくことで、米作りの楽しみと、安全な食物を見極めるための知識を学んでいただければと考えています。
※オート三輪は修理のため展示していない場合もございます。
レストラン栗の里は、各店舗で提供するサービスが全て異なります。